ハードウェアエンジニア

半世紀に超えて積み重ねた基板開発の実績。
基板開発に関する全てのノウハウが、ここにあります。

遊技機の抽選やランプ点灯、液晶表示用、産業用工作機械の油圧制御ユニット、道路安全装置、医療補助機器等、各種制御基板の設計開発を担当します。

信頼性や安全性、製造時のコスト等を考慮した最適な部品選択・配置を検討します。設計後の各種試験、基板の動作検証や評価を行います。


主な仕事内容
仕様検討・仕様書の作成
必要なスペックを満たす仕様、部材を検討します。部材は機能の他にも信頼性や調達状況、コスト等の面を考慮して決定します。
回路設計
電気的特性を考慮して安全性の高い回路を設計をします。仕様書・回路図はライブラリ化して、プロジェクトごとに管理します。
パターン設計(アートワーク設計・ボードデータ検証)
部品の実装検討を行い、最適なボードサイズを決定します。部品実装のしやすさや使用環境などを考慮して、回路設計に反映していきます。
動作検証
設計仕様を満たしているか、各種試験を実施して動作確認をします。
・電源試験(電源ドロップ、電圧変動試験、インパルスノイズ試験)
・環境試験(温湿度・振動試験、静電気ノイズ試験、近傍電磁界ノイズ測定)
・EMS・EMI試験

仕事の醍醐味

精密機器の頭脳には、根気が必要です。

人間のカラダでいうと脳にあたる部分が、プリント基板です。僕たちハードウェアエンジニアは、この精密機器のコア部品開発を、国内外の精密機器メーカーや大手パチンコ・パチスロメーカーから任されています。何百種類もの部品や配線が複雑に組み込まれた基板。その入り組んだ仕組みを理解するまでには、少なくとも2、3年はかかるでしょう。未経験の方なら、入社後数ヶ月は設計よりもはんだづけの作業が中心になります。はんだごて片手に、配線をひとつずつ繋げていく。根気のいる作業ですが、この積み重ねがハードウェアエンジニアの土台になるのです。
基板の構造にも慣れてきたら、製品企画をお客様にプレゼンするところから、設計・開発、評価試験まで丸ごと任されます。お客様の要望にあわせ、ときには他部門のエンジニアと力を合わせながら細かい部品やレイアウトを決める。基板としてカタチになった後も、動作検証や評価試験が待っている。めまぐるしいけれど、完成までを見届けられるのはエンジニア冥利につきます。

基板の敵「ノイズ」をどう乗り越えるか。

基板づくりの天敵ともいえる存在が「ノイズ」。いわゆる電磁波や静電気によって起こる、基板への干渉波です。このノイズが表れると、機器が誤作動するおそれがある。遊技機は、公平を前提とした遊技機ですから、誤作動は絶対に起こせません。そこで徹底的にノイズチェックが行われます。自社の試験施設であるEMCセンターでノイズ発生源を突き止め、部品や配線の変更により改良する。目に見えないノイズを相手にするのですから、検査内容は微に入り細をうがつもの。何日も試行錯誤を繰り返すことも少なくありません。だから、ついに厳しい基準をクリアした商品が生まれたときは、メンバー全員ガッツポーズ。至福の瞬間です。


○マイはんだごて
入社すると、自分専用のはんだごてを持つことになります。無骨なフォルムですが、使い込むごとに味が出て、愛着がわいてきます。


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